エンディングノートに書いておきたい医療・介護の希望

エンディングノートに書いておきたい医療・介護の希望|無料配布中の医療・介護希望シート
目次

無料チェックシートをご利用ください

「医療や介護について考えておきたいけれど、実際には何を書けばいいの?」

そんな方のために、記事の最後で

「医療・介護希望シート(PDF)」

を無料でダウンロードできるようにしました。

緊急連絡先や医療機関、介護の希望、延命治療についての考えなどを整理できる内容になっています。

ぜひご活用ください。


はじめに

終活というと、相続や財産整理を思い浮かべる方が多いかもしれません。

しかし、ご家族が困るのは、お金のことだけではありません。

突然の入院。

介護が必要になったとき。

認知症などで自分の意思を伝えられなくなったとき。

そのような場面では、

「誰に連絡すればいいの?」

「どこの病院へ通っていたの?」

「介護について本人はどう考えていたの?」

「延命治療について希望はあったの?」

など、ご家族が判断に迷うことが少なくありません。

今回ご紹介する「医療・介護希望シート」は、すべてを決めるためのものではありません。

今の気持ちを書き留め、ご家族へ伝えるきっかけとしてご利用ください。


① 緊急連絡先

急な入院や体調の変化があったとき、誰へ連絡してほしいかを書いておきましょう。

ご家族だけでなく、

  • ご兄弟
  • ご親戚
  • 親しいご友人

でも構いません。

普段は分かっているつもりでも、いざという時には連絡先が分からず困ることがあります。

電話番号もあわせて記入しておくと安心です。


② 医療について

現在通院している病院や診療所、持病などを書いておきましょう。

また、服用している薬については、お薬手帳やお薬アプリを利用している場合、そのことも記録しておくと、ご家族が必要な時に探しやすくなります。

すべての薬を書き出す必要はありません。

「どこの病院へ通っているか」

「お薬手帳はどこにあるか」

これだけでも、ご家族にとっては大切な情報になります。

アレルギーや、ご家族へ伝えておきたいことがあれば、この欄へ書いておきましょう。


③ 介護について

介護が必要になったときの希望は、人それぞれです。

「できるだけ自宅で過ごしたい」

「施設への入居も検討したい」

「家族と相談して決めてほしい」

どれも間違いではありません。

一方で、介護は数日や数週間で終わるものではなく、長期間にわたることも少なくありません。

ご本人の希望と、ご家族が無理なく介護を続けられる環境、その両方を考えながら話し合うことが大切です。

今の気持ちを書いておき、必要に応じて見直していきましょう。

▼関連記事(公開後)

▶「『自宅で介護してほしい』と書く前に知っておきたい介護の現実」


④ 延命治療

延命治療について考えることは、決して簡単ではありません。

「延命治療」と一言でいっても、人によって思い浮かべる内容はさまざまです。

例えば、心肺蘇生や人工呼吸器、胃ろうなどの医療を希望するかどうかは、ご本人の価値観や人生観によって考え方が異なります。

そのため、このシートでは、

  • 家族と相談して決めてほしい
  • 延命治療を希望する
  • 延命治療は希望しない
  • まだ決めていない

という選択肢をご用意しました。

どれを選んでも間違いではありません。

大切なのは、「今はこう考えている」という気持ちをご家族へ伝えておくことです。

実際には、認知症などでご本人の意思を確認することが難しい状況で、医師からご家族へ延命治療について確認が行われることがあります。

そのようなとき、ご本人の考えが少しでも分かっていれば、ご家族も医療関係者も判断しやすくなることがあります。

もちろん、考え方は年齢や健康状態によって変わることもあります。

一度書いたら終わりではありません。

「まだ決めていない」という気持ちでも構いませんし、あとから何度でも書き直すことができます。

▼関連記事

延命治療に正解はありません。だからこそ「本人の気持ち」が大切です。

実際のエピソードをもとに、ご本人の意思が残されていたことで、ご家族が安心して治療方針を話し合えた事例をご紹介しています。

延命治療とは?家族が迷わないために知っておきたいこと

延命治療とはどのような医療なのか、胃ろうや人工呼吸器などの基本的な内容と、ご家族が突然判断を迫られる場面について分かりやすく解説しています。


⑤ 認知症などで判断が難しくなった場合

認知症などで自分の意思を伝えることが難しくなった場合に備え、

  • 誰へ相談してほしいか
  • ご家族へ希望すること

を書いておきましょう。

例えば、

「家族でよく話し合って決めてほしい」

「○○さんの意見を尊重してほしい」

など、一言だけでも十分です。

ご本人の気持ちが残されていることで、ご家族も安心して判断しやすくなります。


⑥ 現在の健康状態と不安なこと

ここは自由に書いていただく欄です。

例えば、

  • 最近、足腰が弱ってきた
  • 運転をいつまで続けようか迷っている
  • 一人暮らしが少し心配
  • 入院したらペットの世話が気になる
  • 家の管理が心配
  • 子どもに迷惑をかけたくない

など、健康や生活の中で感じていることを書いてみてください。

文章でなくても、一言だけでも構いません。

「こんなことを書いていいのかな」と思うようなことでも、ご本人にとって気になっていることなら、ぜひ残しておきましょう。

今の気持ちは、将来ご家族が判断するときの大切な手がかりになります。


関連記事

医療や介護について考え始めると、気になることが少しずつ増えてきます。

今後、ファミリー葬さくらでは次のようなテーマについてもご紹介していく予定です。

  • 延命治療とは?家族が迷わないために今から話しておきたいこと
  • 「自宅で介護してほしい」と書く前に知っておきたい介護の現実
  • 任意後見契約とは?成年後見制度との違い
  • お薬手帳はなぜ大切?家族が困らないための保管方法

無料チェックシートをご利用ください

今回ご紹介した内容をまとめられるよう、

「医療・介護の希望シート(PDF)」

をご用意しました。

緊急連絡先や医療機関、介護の希望、延命治療についての考えなどを整理できます。

このチェックシートは「10分程度」で記入できる内容を目安に作成しています。

まずは思いついたところから書き始め、必要に応じて少しずつ見直していきましょう。

ダウンロードはこちらから▼

※A4サイズで印刷してご利用いただけます。


まとめ

医療や介護について考えることは、決して縁起の悪いことではありません。

ご本人の気持ちが分かっているだけで、ご家族は安心して判断できる場面がたくさんあります。

大切なのは、完璧に書くことではなく、今の気持ちを書き残すことです。

まずは緊急連絡先や通院先など、書けるところから少しずつ始めてみましょう。

小さな準備が、将来ご家族の大きな安心につながるかもしれません。

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この記事を書いた人

広島市で葬儀と散骨のお手伝いをしています。
日々の現場で実際にあったことや、ご家族の不安や疑問をもとに、終活や葬儀後の手続きについて発信しています。
スタッフブログでは、日常の出来事や感じたことも綴っています。
終活セミナー講師。(毎月開催)

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