一人暮らしの家族が増えた今、私が実際に使っている「見守りアプリ」の話

最近は、
親・子ども・配偶者、それぞれが別々に暮らす家庭も珍しくなくなりました。
私自身も、家族4人全員が一人暮らしという状況になり、
「何かあったとき、すぐ気づける方法はないだろうか」
と考えるようになりました。
葬儀や海洋散骨の相談を受ける立場として、
亡くなったあとのことだけでなく、
その前の時間をどう守れるかを考える場面が増えたことも、
きっかけのひとつです。
見守りサービスを探すときに決めていた条件
今回探していたのは、
高機能な機器や契約が必要なサービスではありません。
あらかじめ、次の条件を決めていました。
- 家族4人全員が使える
- 全員が iPhone 利用
- 無料で始められる
- 操作しなくても自動で安否を確認できる
- 「何もしていない」ことを検知できる
理由は単純で、
操作が必要な仕組みは、長く続かないからです。
実際につまずいた話(iPhoneならではの壁)
正直に言うと、
アプリ選びは思った以上に簡単ではありませんでした。
一般的に、
見守り系アプリは Android向けの方が選択肢が多い と言われています。
理由のひとつが、
iPhone(iOS)はプライバシーやセキュリティの制限が非常に厳しい という点です。
- バックグラウンドでの動作制限
- 操作ログや利用状況へのアクセス制限
- 通知や位置情報に関する細かい許可設定
そのため、
「スマホ操作がないことを自動で検知する」
という条件を満たす iPhone向けアプリは意外と少ない のが実情です。
実際、最初に試したアプリでは、
- インストール直後にアプリが落ちる
- 再インストールしても改善しない
- レビューを見ると、同じ状況の人が複数いる
という状態でした。
条件だけを見ると良さそうでも、
iPhoneで安定して動くかどうかは別問題だと実感しました。
最終的に使っている「もしもHome」
試行錯誤の末、
現在は 「もしもHome」 という見守りアプリを家族で使っています。
このアプリの特徴は、とてもシンプルです。
- スマホを操作していれば「異常なし」
- 一定時間、操作がないと通知が届く
- 時刻指定ではなく「無反応時間」で判断する仕組み
毎日決まった時間に操作する必要はなく、
生活が止まった可能性に気づく
という考え方のアプリです。
同じ時間帯で安否確認するための工夫
「毎日決まった時間に安否確認できるのか?」
と聞かれることがありますが、
もしもHomeには時刻指定の機能はありません。
その代わり、
家族全員で無反応時間を同じに設定しています。
例えば、
- 無反応時間:24時間
- 最後にスマホを操作したのが夜8時
この場合、
翌日の夜8時頃に通知が届きます。
結果として、
ほぼ同じ時間帯で安否確認ができる形になります。
使ってみて感じたメリットと注意点
良いと感じた点
- 操作が不要で続けやすい
- 無料で始められる
- 家族同士で双方向の見守りができる
- 「大丈夫?」と声をかけるきっかけになる
注意したい点
- 電池切れも「無反応」として通知される
- 感度を上げすぎると通知が増える
- 完璧な安全を保証するものではない
あくまで
異変に気づくための補助と考えるのが現実的です。
もしもHomeには、他にもこんな機能がある(※私はまだ使っていません)
現在使っているのは見守り機能のみですが、
もしもHomeには他にもいくつかの機能があります。
※以下は、今後必要になったら使うかもしれない機能として見ています。
鍵付きノート機能
- Face ID などで保護されたメモ
- 家族に伝えておきたいことを書いておける
終活というほど大げさでなくても、
連絡先や考え方を残しておくだけで、
残される側の負担は減ると感じています。
充電残量の通知
- 見守り相手のスマホの充電状況が分かる
- 電池切れによる誤通知を防ぐ
不要な心配を減らすための、
実務的な仕組みだと思います。
家族同士の双方向見守り
- 親だけでなく、配偶者や子どもも対象にできる
- 一方通行にならない見守り
お互いに気にかける関係を作れる点は、
今の家族構成に合っていると感じています。
すべてを使わなくてもいい、という考え方
これらの機能は、
今すぐ全部使う必要はありません。
- まずは「無反応に気づける」だけで十分
- 生活の負担にならないことを優先
- 必要になったときに機能を足す
終活も同じで、
準備は少しずつでいいと、現場ではよく感じます。
葬儀の相談を受ける立場として思うこと
葬儀の相談は、
多くの場合「突然」やってきます。
そのたびに、
「もっと早く異変に気づけていれば」
という言葉を聞くことも少なくありません。
見守りアプリは不安をなくすものではありませんが、
- 気にかける
- つながっている
- 変化に気づく可能性を高める
その一歩にはなると感じています。
まとめ
- iPhoneでは見守りアプリ選びに工夫が必要
- 操作不要の仕組みは続けやすい
- 完璧を求めず、現実的な備えを選ぶ
この記事が、
同じように悩んでいる方の
小さなヒントになれば幸いです。

