広島市で亡くなったときの流れ【第5回】火葬・収骨・初七日と香典返しの考え方

はじめに|この回でお伝えすること
この回では、
葬儀のあとに行われる火葬・収骨・初七日、そして香典返しまでについて、
広島市ならではの考え方や注意点を解説します。
特に広島市では、
- 骨壺の大きさと収骨の考え方
- 収骨しないという選択肢
- 式中初七日に対応できない寺院があること
- 香典返しの表書きが「茶の子」となる地域性
など、他地域とは異なる点がいくつかあります。
「知らなかったことで後悔しないために」、
実際によくあるケースを交えながら整理していきます。
火葬当日の基本的な流れ
広島市では、葬儀・告別式のあとに火葬場へ向かうのが一般的です。
火葬当日の流れ(一般的な例)
- 葬儀・告別式
- 出棺
- 火葬場へ移動
- 火葬(約1時間〜1時間半)
- 収骨
- 初七日法要(寺院または火葬場後に行う場合も)
※葬儀形式(家族葬・一日葬・直葬など)により順序が前後することがあります。
広島市の火葬場について(再確認)
広島市には、主に以下の火葬場があります。
- 永安館(えいあんかん)
昔から広島市では「高天原(たかまがはら)」と呼ばれ、
「火葬場といえば高天原」という認識を持っている方も多い場所です。 - 西風館(せいふうかん)
永安館に比べると比較的新しい火葬場で、
外観も火葬場らしさを感じにくい造りになっています。 - 五日市火葬場
主に佐伯区方面の方が利用されることが多い火葬場です。 - 可部火葬場
利用されるケースは多くありませんが、広島市内の火葬場の一つです。
広島市では、
お住まいの地域による利用制限はなく、広島市民であれば利用可能です。
「この地域はこの火葬場」と決まっていると思われがちですが、実際には選択できます。
火葬当日の待ち時間について
火葬当日は、収骨までの間(約90分前後)
ご遺族や参列者は火葬場の待合室で過ごすことになります。
火葬場によって待合室の形式が異なります。
- 永安館(高天原)
待合室は大広間形式で、
同じ時間帯に火葬を行うご家族ごとにテーブルを囲んで待ちます。 - 西風館
個室の待合室が用意されており、
高齢の方や小さなお子様がいる場合、
また体調がすぐれない方がいる場合にも、周囲を気にせず過ごしやすい環境です。
火葬場の選択は、
立地や移動のしやすさだけでなく、
待ち時間をどのように過ごしたいかも一つの判断材料になります。
収骨について|広島市の特徴
骨壺の大きさ
広島市では、5寸の骨壺が一般的です。
- 直径約15cm
- すべてのお骨を収めるサイズではありません
そのため、
- 骨壺に入りきらなかったお骨は
- 火葬場指定の寺院へ送られ
- 合同供養されます
これは広島市では珍しいことではなく、
昔から続いている慣習です。
すべてを収骨したい場合
「すべてのお骨を持ち帰りたい」という場合は、
- 事前に葬儀社へ伝える
- 6寸・7寸など大きめの骨壺を用意してもらう
必要があります。
※当日になってからでは対応できないこともあるため、
必ず事前相談が必要です。
収骨しないという選択肢
広島市では、
- 収骨をしない
- 骨壺を持ち帰らずに帰る
という選択も可能です。
以下のような理由で選ばれることがあります。
- 納骨先がない
- 墓地を持っていない
- 墓じまいをしている
- 将来の墓守りがいない
- 近親者ではない葬儀の場合
この場合、
火葬場で所定の書類提出が必要になるため、
必ず事前に葬儀社へ相談しましょう。
分骨を希望する場合
- 自家の墓と寺院、2か所に納骨したい
- 一部を手元供養したい
といった分骨の場合は、
分骨用の書類が必要になります。
こちらも必ず事前に葬儀社へ伝えてください。
火葬後に受け取る大切な書類
火葬後に渡される
「火葬証明書」
は、
- 納骨時に原本が必要
- 生命保険などの手続きで求められることもある
ため、
大切に保管し、コピーも取っておくことをおすすめします。
初七日について|広島市の考え方
初七日はいつ行う?
初七日は、
命日を一日目として数えて七日目
に行う法要です。
最近の広島市で多い形
広島市では近年、
- 葬儀・告別式の中で初七日を繰り上げて行う
- 火葬後はそのまま解散
という形が増えています。
一方で、
- 火葬後に寺院へ移動して初七日を行う
- 後日あらためて初七日法要を行う
ケースもあり、
ご家族の考え方や寺院の方針によって異なります。
仏式のご供養について
仏式では、
- 初七日
- 二七日
- 三七日
- 四七日
- 五七日
- 六七日
- 七七日(四十九日)
と、七日ごとのご供養があります。
広島市では、
四十九日の法要に合わせて納骨される方が多いのが一般的です。
次回予告|第6回(最終回)
次回はシリーズ最終回として、
- 香典返しの考え方
- 広島市で一般的な「茶の子」
- 四十九日後の流れ
- その後の手続きや注意点
について解説します。


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