見守りアプリ探しの結論。スマホの中にはありませんでした【2026年版 続編】

このシリーズの発端は、とても個人的な理由でした。
我が家の家族4人が、全員一人暮らしになったこと。
全員が別々の場所で暮らしている。
だったら、
お互いが無理なく見守れる仕組みを作れないだろうか。
そう思って、見守りアプリ探しが始まりました。
アプリ探しの途中経過はこちら。
最初は「家族4人で双方向」が前提でした
最初に探していた条件はこうです。
- iPhoneユーザー前提
- 無料で始められる
- 双方向で見守れる
- 未反応なら通知が飛ぶ
- 操作はワンタップ程度
- 日本語UIが望ましい
※UI=User Interface(ユーザー・インターフェース)画面の見た目や操作まわりのこと
正直に言えば、
「今の時代なら普通にあるだろう」と思っていました。
ところが、ここから想像以上に時間がかかりました。
あまりに最適解が見つからないので、
条件を段階的に緩めていくことになります。
双方向を諦め、
未反応通知を妥協し、
日本語縛りを緩める。
それでも、
「これなら一般家庭で無理なく続けられる」と言えるものに出会えませんでした。
なぜ、こんなに見つからなかったのか
ここが一番伝えたい部分です。
「生存確認アプリなら山ほどあるでしょ?」
そう思いますよね。
私もそう思っていました。
でも、“ある”と“使える”は別でした。
■ まずぶつかったのが、iPhone(iOS)の壁
iPhoneはプライバシー保護が非常に強い設計です。
- バックグラウンド動作の制限
- 操作ログへのアクセス制限
- 通知や位置情報の細かい許可設定
つまり、
「スマホを触っていない」
→ 「自動で家族に通知」
という仕組みは、
iPhoneでは構造的に作りにくい。
ここで、理想に近いアプリは一気に減りました。
■ アプリの“種類”が違っていた
さらに分かったのが、
世の中のアプリは目的が分かれているということです。
① 見守りアプリ(位置共有型)
日本ではこのタイプが多いです。
「探す」などで位置を共有し、必要なときに確認する。
便利ですが、
未反応を自動検知する仕組みではありません。
② 安否確認アプリ(災害・法人向け)
一斉送信して回答を集めるタイプ。
日常見守りとは設計思想が違います。
③ チェックイン型アプリ
毎日押す。押さなければ通知。
構造は理想に近い。
しかし、日本語UIが少ない、
無料範囲が分かりにくい、
運用設計が家庭向きでないものが多い。
④ 健康管理・リマインダー系
ここも徹底的に探しました。
ですが多くは
「本人に通知する」設計。
未反応を家族へ自動通知する仕組みは弱いか、ほぼ無い。
■ 日本と英語圏で「見守りの文化」が違う
ここでようやく腹落ちしました。
日本では
「見守り=位置共有」や「災害時連絡」が中心。
一方、英語圏では
「毎日チェックインする文化」
「押さなければ通知が飛ぶ仕組み」
いわゆるデッドマンスイッチ型が比較的一般的。
生成AIが何度も英語UIの候補を出してきたのは、
この市場構造の違いが理由でした。
アプリがないのではなく、
市場の設計思想が違う。
だから見つからなかった。
ここで、やっと納得しました。
※Androidの場合はもっと選択肢があります。
そして方向転換
ここで考えました。
このブログは終活がテーマ。
だったら、
「家族4人の双方向」から
遠方に住む高齢の親の見守りへ
視点を切り替えてみよう、と。
スマホの中で完結させようとするから無理がある。
だったら、生活そのものを見ればいい。
行き着いたのは「冷蔵庫の開閉」
毎日ほぼ確実に触るもの。
冷蔵庫。
ここに小さな開閉センサーを取り付ける。
冷蔵庫が開けば、
今日も生活しているという記録になる。
一定時間開かなければ、
通知ルールを設定する。
なぜこの方法が現実的なのか
✔ 本人が何も操作しなくていい
✔ スマホを触れなくても検知できる
✔ 高齢者に負担がない
✔ iPhoneの制限を受けにくい
✔ 機器は2,000〜3,000円台
気になる方は、
「スマート開閉センサー」
「冷蔵庫 見守り センサー」
「Wi-Fi ドアセンサー」
などで検索してみてください。
我が家の現在地
若い世代 → スマホ+位置共有
高齢世代 → 生活動作センサー
我が家は、とりあえず
iPhone標準の「探す」アプリで位置共有を採用しました。
家族に知られたくない場所に行くときは、通知を自分でOFFにするだけ。
今日も船釣りに出掛けた2人のアイコンは、
瀬戸内海をプカプカ浮いていました。笑
今回の最適解は、あくまで「今」
今回たどり着いた答えは、この形になりました。
(「いいアプリあるよ」って方はぜひ教えてください)
でも、これは2026年現在の話です。
2040年には人口の5割が独身者という予測もあります。
ソロ世帯が増える時代。
見守りの仕組みは、
きっともっと進化していくはずです。
見守りは「完璧」を探すことではなく、
今できる現実解を選ぶこと。
それが、今回の結論でした。
このシリーズの最初はここから。
▶最初に入れたアプリは正しい通知がなかった。
アプリ探しの途中経過はこちら。
▶アプリ探し迷走中。

